阪神中田賢一投手(38)が15日、甲子園での自主練習後にオンライン取材に応じ、古巣ソフトバンクと日本シリーズでの対戦へ意欲を燃やした。

新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れ、交流戦は中止。「今年、交流戦で対戦できなくなって、すごく楽しみにはしていたんですけど」。ただ、日本シリーズで対戦できる可能性はあり「その形になるように。自分自身も頑張っていかなくちゃいけない」とモチベーションにした。

今月5日には昨年まで在籍したソフトバンクの公式インスタグラムで行われたライブ配信に、チームの垣根を越えて参加した。メンバーは中田とソフトバンク和田、高谷、内川、ヤクルト五十嵐で、「おやじ会」と名付けてシーズン中も食事を開いていた仲。先輩の和田からは投球術を学び、同い年の内川からは打者目線の感覚を参考にしてきた。「こういう時期に、また皆さんとしゃべれたのはすごくいいリラックスになりましたね」。配信終了後も1時間15分延長し、各球団の練習状況など情報交換し、いい気分転換にもなった。

中日からソフトバンクにFA移籍したのは13年オフのこと。この日、印象に残る交流戦の試合を聞かれると、移籍後初のナゴヤドーム登板となった15年の中日戦を挙げた。「ファンの皆様に別れを言えずに移籍した部分もありましたので、元気な姿を見せられたのが良かったなと」。昨年オフに阪神へトレード移籍し、6月に予定された自身2球団目の古巣との対戦はかなわなかった。そして、中田が12球団で唯一勝ち星を挙げていない相手がそのソフトバンク。今秋、最高峰の戦いで古巣に元気な姿を見せる。【磯綾乃】