ソフトバンク古谷優人投手が工藤監督のアドバイスを生かし、開幕1軍入りへ強烈アピールした。

3番手で6回に登板。ロドリゲスをフォークで空振り三振、吉田正を二ゴロ。メジャー通算282発のジョーンズからは、フォークで空振り三振を奪い、オリックス主力を完璧に抑えた。

5月25日に行われた紅白戦では3イニングを投げ、6四球6失点と乱調に終わった。その後、キャッチボールの時に「工藤監督から投げる時に骨盤が立ってないとアドバイスをもらった」とヒントをつかみ、課題の制球面をクリアした。

この日は川原、モイネロ、嘉弥真と中継ぎ左腕がそれぞれ無安打と結果を残した。1軍生き残りがかかるが「やるだけやってダメなら仕方ない。結果ばかり追いかけても力んでしまうし、対戦を楽しんでプラス結果が出ればいい」。昨年3軍戦で160キロをマークした4年目左腕は、精神的にもひとつ階段を上がり、初の開幕1軍を目指す。