阪神スアレス投手が圧巻の投球で中継ぎ再発進を決めた。8回に登板。先頭安部をオール直球で3球三振に仕留めると、磯村も直球攻めで捕邪飛。野間は変化球で遊ゴロに仕留め、1イニングを完璧に抑え込んだ。全9球のうち8球が直球。ストレートはすべて155キロ以上を計測し、磯村の初球にはこの日最速の158キロをマークした。

本人が「相手チームのバッターのスイングを見てもコンタクトできていない印象だったから、手応えはあったね」と納得のコメントを残せば、矢野監督も「スアちゃんはすごいボールを投げていた」と絶賛した。

試合後、矢野監督は「もう、中(中継ぎで)でいこうかな、と。ガルシアとか出遅れの部分もいたんで、先発やってもらったんだけど。やっぱり中継ぎが合ってるかなっていうのは今日見て再確認できた」。春先からガルシアの調整が遅れていたことなどもあり、スアレスは一時先発調整に入っていたが、今後は中継ぎに専念させる考えを明らかにした。