巨人は23日、炭谷銀仁朗捕手(32)が難病の子どもと家族を支援するためのクラウドファンディングを今季も開始したと発表した。西武在籍時の15年から活動を続けており、昨年も試合への招待、病院訪問、クラウドファンディングを通じた寄付などさまざまな支援を行った。

今季は新型コロナウイルスの影響もあり、招待や訪問のめどは立っていないが「家族との面会も厳しい状況の中、少しでも喜んでもらえれば」と昨年訪問した2施設にそれぞれおもちゃなどをプレゼントした。

クラウドファンディングに集まった寄付金は、公益社団法人「難病の子どもとその家族へ夢を」に寄付される。

炭谷は球団を通じて「2015年から『難病の子どもとその家族』の支援活動を続けておりますが、今年もこうしてファンの皆さまと一緒にこの活動を続けられることに感謝の気持ちでいっぱいです。新型コロナウイルスの影響で大変な思いをされている方も多くいらっしゃると思います。プロ野球も無観客試合ではありますがようやく6月19日に開幕を迎えることができました。まだまだ油断できない状況ではありますが、プロ野球の力、自分のプレーで少しでも日本を元気に、そして難病の子どもとその家族の力になれるよう精いっぱい頑張って参りますのでご賛同いただける皆さま、何とぞご協力のほどよろしくお願いいたします」とコメントした。

◆寄付詳細

公式戦で炭谷が先発捕手として出場し、巨人が勝利を挙げた場合に1万円。さらに、炭谷が安打を1本打つごとに1万円をクラウドファンディングサイト「READYFOR」を通じて、公益社団法人「難病の子どもとその家族へ夢を」に寄付する。