阪神の先発オネルキ・ガルシア投手が酸欠状態から続投し、5回2/3、4安打3失点5四球で降板した。「初回の失点の仕方が悪かったけど、その後は要所要所で何とか粘ることができたのは良かったね」。

梅野と今季初のバッテリー。初回1死一、二塁で、4番ビシエドにフルカウントから低めのスライダーを捉えられ、左翼へ先制の3ランを浴びた。2回以降は立ち直り、許したのは1安打。6回2死二塁から代打福田に四球を与えたところで降板した。

3回にアクシデントがあった。1死から3番アルモンテに7球目を投じた直後に投球を中断し、矢野監督らがマウンドに集まった。ガルシアは苦しそうな表情で両膝に手をつき、1度治療のためベンチに下がったが、再びマウンドへ戻った。降板後に「少し酸欠状態になったけど、すぐに良くなったし、今は全く問題ないよ」と説明。6回途中107球を投げ抜いた。

矢野監督は「今の打線では3点というのはどうしても重いんで。何とか粘ってほしいと思ってたけど。その後、粘ってくれたんで。まず打線かな、と」と粘りの投球を認めたが、初回の3点が最後までのしかかった。【磯綾乃】