阪神新助っ人のジャスティン・ボーア内野手(32)が均衡を破る先制2ランを放った。

試合は阪神ガルシア、巨人メルセデス両左腕の投手戦で6回表まで「0」行進。7回無死1塁、ここまで2打数無安打と息を潜めていたB砲が火を噴いた。カウント1-おから甘く入った127キロを完璧に捉えると、打球は中堅席左に着弾。5日広島戦(マツダスタジアム)の満塁弾に続く、2試合連続の3号2ランとなった。ダイヤモンドを1周した後のベンチ前では、代名詞の「ファイアボール」ポーズを豪快に決めて喜びを爆発させた。

開幕4番を務めた敵地巨人戦では3タテを食らい、自身も12打数無安打に抑えられていた。巨人戦15打席目で飛び出た初安打は値千金の1発となり、「伝統の一戦」今季初勝利を大きくたぐり寄せた。