阪神岩崎優投手が流れを引き寄せる好投で今季初勝利だ。

両軍無得点の7回に2番手で登板。大城を初球の速球で押し込んで二飛に仕留めるなど本来の球威に近く、3者凡退で片づけると直後にボーアの先制弾を呼び込み、白星が転がり込んだ。

先発ガルシアが6回1安打無失点と力投する姿を見た。「ガルシアが頑張ってくれていましたし、自分もゼロで次につなぐことができて良かった。明日以降もゼロで抑えられるようにしっかり準備します」。7月は登板3戦すべて3者で抑える完全投球だ。セットアッパーが安定してきた。

開幕戦の借りを返した。6月19日巨人戦は1点リードで救援も、吉川尚に逆転弾を浴びて黒星を喫していた。矢野監督も「(岩崎)優とスアちゃんはね。ちょっとずつね。流れはできてきている」。ここまで生命線の救援陣が不安定でチームの不振につながっていた。7年連続白星の左腕が復調し、安心材料が増えた。