ヤクルトの勝利の鍵は、先発投手陣が握っている。

5カード連続の長期遠征の最後、DeNA3連戦ではいずれも先発投手が初回に失点を許した。21日は先発原が2点リードで迎えた初回に3失点。22日は先発イノーアが2失点。23日も、先発高橋が3失点を喫した。高津監督は「この3連戦は初回に、全部で8点取られていた。すぐ打線が追い上げたり、初戦の原は2回からずっとゼロでいけたが、立ち上がりから失点してしまうと、すごく試合を運びづらくなるのが正直なところ」と振り返った。

持ち味の強力打線が機能し結果的には1勝1敗1分けだったが、出ばなをくじかれることに変わりはない。試合の主導権を握るためには、立ち上がりが重要になる。指揮官は「立ち上がりの先制だったり、大量得点だったりが、この3連戦で目立った。高橋だけじゃなく、反省するところの多い先発の立ち上がりの3連戦だったと思う」と話した。

24日からは本拠地神宮に帰り、有観客試合が始まる。ファンの声援を受け、さらに盤石な体制で試合に臨む。