ヤクルトの4番村上宗隆内野手が、極上の逆転5号2ランを放った。1点を追う4回無死二塁、カウント1-2から阪神の先発ガルシアの155キロ直球を振り抜くと、打球はライナーで左翼スタンドへ。

追い込まれ「自分のスイングをしよう」と思考を変え、逆方向への鮮やかな1発。決勝弾となり「逆転できたことは良かった」と話した。

前日は5-20で大敗。高津監督からは「1つでも先の塁、1点でも多く、自信をもって、しっかりグラウンドに立とう」と話があった。悔しさ、ファンへの申し訳ないという気持ちを胸に、22日DeNA戦(横浜)以来6試合ぶりの本塁打。「昨日は昨日で、しっかり切り替えて。勝ちは明日にいいものをもたらしてくれる。勢いに乗りたい」と若き主砲は頼もしかった。