高校野球の甲子園交流試合が終了したことを受け、阪神畑山俊二統括スカウトが注目選手に言及した。

打者は例年の甲子園大会ならば試合ごとに状態を上げることもあり、1試合限定で結果を出す難しさから「投手の方が安定したパフォーマンスを出せていたのかな」と振り返り、印象に残る選手として、今秋ドラフト上位候補の智弁和歌山・小林樹斗投手、明石商(兵庫)・中森俊介、中京大中京(愛知)・高橋宏斗(いずれも3年)の3投手を挙げた。最速152キロ右腕の小林樹については「全国的に見ても、この年明けからすごく成長した投手の1人」と語り、同時に短いイニングでの適性も高評価。また、前日16日に阪神2軍とのプロアマ交流戦に出場したドラフト1位候補の近大・佐藤輝明内野手(4年=仁川学院)に対しても「彼への高い評価が間違いないというパフォーマンスを見せてくれた」と評価した。