第4日の未消化試合は早大が東大を9-0で下し、3勝目を挙げて立大に並ぶ3位とした。5番打者の蛭間拓哉外野手(2年=浦和学院)が今季3号を含む4安打4打点で打線をけん引した。5戦全敗の東大は、1分けをはさみ通算47連敗となった。首位打者には法大・永広知紀外野手(4年=大阪桐蔭)、最優秀防御率には早大・徳山壮磨投手(3年=大阪桐蔭)がともに初めて輝いた。

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早大 蛭間が大暴れした。4安打4打点。今季通算9打点となり、本塁打、打点の2冠になった。「本塁打は外の変化球を引きつけて軽く打った」というと、小宮山悟監督(54)は「秋も軽く振ってもらいたい」。高校時代から注目され、同監督も「ムラがあったり左投手が課題だが、それができたら3冠王もとれる」と言い切る。蛭間は「まだ甘さがある。妥協せず取り組みたい」と誓った。

 

東大・井手峻監督(初采配の初戦はサヨナラ負けの惜敗も、後半は大敗続きで5連敗)「スタミナ切れの感じがした。打者はセンター中心に打ち返すことができている。今の方向性でいい。投手陣の整備です」