巨人は阪神先発の藤浪晋太郎投手から5回途中までに9安打で11点を奪い、大勝した。

原辰徳監督は「そうそうあるゲームではないですね。非常に集中していい攻撃ができたと思います」と総括。2回は無死から岡本の二塁打で突破口を開き「集中力があったと思いますね。やっぱり1人が打ったからといってもね、こういう得点は入りませんので、チーム全体でいい攻撃ができたと思います」と評価した。

7番大城は先制適時打を含み、藤浪から3安打を放った。指揮官は「このところバッティングは上向きになっていると思います。練習通りのバッティングがね、できたんではないかなと思います」と言った。

大量リードの中、8回1失点で3勝目を挙げた今村については「前回もいいピッチングをしたんですけれども、非常に真っすぐが走って、左バッターにもインサイドを攻められる。非常に幅の広い、いいピッチングができたと思います。今村の場合はやや弱気になってしまうと変化球を多投する。そういうのはありますけど、自分のピッチングというものを新しく、何かこう見開いたような感じがします」と評した。

13連戦の5戦目で、中継ぎ陣を休ませた意味も大きい。「目的は休ませることではなくてね、今村自身がいいピッチングをしてくれたと。結果的にそういう風になったというところですね」。6日はメルセデス、7日は直江が先発予定。原監督は「明日は久しぶりにメルセデスが放ります。明後日も楽しみなピッチャーが放ります。そういう意味ではしっかりと戦っていきたいと思います」と引き締めた。