阪神元監督で日刊スポーツ評論家の真弓明信氏(67)が7日の阪神-巨人13回戦(甲子園)のライブ評論します。首位巨人に対し、7・5ゲーム差の2位阪神が意地を見せられるか。85年の猛虎V戦士の真弓氏が伝統の一戦を解説します。

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--阪神は糸原が2番二塁でスタメンに入った

真弓氏 今のタイガースで、150キロ近いストレートに対応できる選手は限られている。その1人が糸原だ。直球を得意にしている投手は、バチンと芯でとらえられると、「今日は球が走っていないのかな」と思ってしまい、力んでしまう。そこからリズムが狂う。誰か1人がいいヒットを打てば、相手投手が崩れるきっかけになるものだ。85年のタイガースは、オレが真っすぐに強かった。バースは速い球を打てなかったが、半速球は必ずしとめていた。オカ(岡田)は変化球を打つのがうまかったし、カケ(掛布)は両方打てていた。

この試合では糸原が突破口になることを期待したい。