阪神元監督で日刊スポーツ評論家の真弓明信氏(67)が7日の阪神-巨人13回戦(甲子園)のライブ評論します。首位巨人に対し、7・5ゲーム差の2位阪神が意地を見せられるか。85年の猛虎V戦士の真弓氏が伝統の一戦を解説します。

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--阪神は痛い連敗となった

真弓氏 CSのあるシーズンは、よほどの差がつかなければ、6位のチームでも3位に食い込むチャンスがあった。今年はCSがない。下位のチームはそのうち、来季のことを考え始める。これだけ首位と差が開けば、自チームの勝利だけで差を縮めるのは難しい。しかし消化試合も増えてくるので、いわゆる「巨人包囲網」というものは期待できない。残り2、30試合でペナントレースの行方は決まってくるだろう。それを考えれば、1つの勝ち負けが与える影響は大きい。この敗戦は痛い、というしかない。