負ければ自力優勝消滅の可能性もあった阪神はシーソーゲームを制し、引き分けを挟んでの連敗を3で止めた。

6-7と1点を追う7回表、4番ジェリー・サンズ外野手(32)のチーム最多に並ぶ17号左越え2ランで逆転。首位巨人とのゲーム差を9・5に縮め、2位DeNAに0・5ゲーム差とした。

2年目右腕の斎藤友貴哉投手(25)がプロ初先発。3回表無死から9番打者としてプロ初打席初安打となる内野安打を放ち、この回の2点先制を呼び込む。だが、直後の3回裏に3安打1四球で2失点。3回2失点で降板し、プロ初勝利はならなかった。

打線は同点の4回、代打陽川尚将内野手(29)が勝ち越し3ラン。5回にも1点を追加した。6回裏に3失点で2点リードを逆転されたが、直後の7回表にサンズが値千金の逆転弾を決めた。

7回裏以降は登板2試合連続イニングまたぎとなった岩貞祐太投手(29)、登板3試合連続イニングまたぎとなったロベルト・スアレス投手(29)が無失点リレーで耐え抜いた。