巨人は延長10回引き分けで、原監督の球団歴代1位となる監督通算1067勝目は本拠地東京ドームに持ち越しになった。4回に1点を先取される展開に指揮官は「いい引き分けだね。チャンスらしいチャンスがなかった」と受け止めた。

先発転向後は初対戦だった中日福谷に7回まで無得点と苦しんだが、1点を追う8回無死一、二塁から吉川尚の右中間を破る2点適時三塁打で逆転。続く無死三塁で重信、大城を連続代打に送ったが追加点を奪えず「あそこで何とかもう1点。いいランナーだけにね」と勝負の分岐点とした。

8回には27試合に登板して防御率1・03と抜群の安定感を誇る中川で追い付かれるも「越されないところがすごいでしょ。制球力は反省でしょうけど」と同点で止めた粘りを評価。本拠地でのヤクルト戦に向けて「またフラットな状態でいきますよ」と切り替えた。