阪神のエース西勇輝投手(29)が、今季初の完封勝利を挙げた。 立ち上がりから安定感抜群。今季4戦2勝と得意にしていた鯉打線を手玉に取った。

矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。

-西勇が完封、攻撃もさまざまな形で得点を

やっぱり西がね、本当に最後まで投げてくれてしかも完封。中継ぎも登板が多かったんで、みんな休めて勝てたっていうのは本当に大きいですね。

-西はチーム初完封。守りもリズムよくなる

そうですね。あれだけテンポよく投げてくれると、守りやすいのはもちろんあると思います。またバックにも声を掛けてくれたり、西はいつもマウンド上からね、チームを引っ張ろうとかそういう意識をもってやってくれるので、すごく守りやすいと思います。

-9回の西の続投は

なんの迷いもないですし、西も行く気満々だったと思うので。

-きょうもサンズが先制に

そうですね。本当にチャンスでね、勝負強いですし、あのホームランも見事でしたし。本当に頼もしいっていうところなんですけど。チームとしてはそのあとのね、1点で止まってしまってるっていうところはやっぱり課題だと思いますし。大山になんとかチームを引っ張っていくっていうね。気持ちはあると思うんですけど、それを結果で見せていくっていうのが僕たちプロだと思うので、そういうところが求められると思います。

-2番梅野への期待は

いろいろね、キャッチャーで2番って僕も経験あるんですけど、選択肢として頭の中にはあったことなんですけど。ちょっと打線の方がね、なかなか絡んでこないっていう状況の中で、ちょっとやってみようということで。初回もいいつなぎしてくれましたし、見事なホームランもありましたし、守る方と打つ方ってね、大変なんですけどよくやってくれました。

-イメージ通りの2番の働きだった

そうですね。梅野は打席の中でもいろんなことができますし、ランナーに出ても次の塁に狙うことができる。バリエーションの多い選手なんでね。キャッチャーじゃなければ2番というのもあり得ることだと思います。

-明日に向けて

だからこそもう1点というね。大山、ボーアのランナーを置いてのバッティングというのが出てくるともっともっと盛り上がるし、もっともっと僕たちは上に行けると思うんでね。チーム全体で上を目指してしっかりやっていきます。

-西勇が苦しいところで完封

助かるよね。連戦で移動日でね。本当にさっき言ったように、中継ぎが登板の多い選手がいるんでね、そういうところでは最後までいってくれたのはすごく大きい。

-打順は3番から決めた

まあまあ、いろんなことがあるけどね。まあ、総合的に考えて、前から頭の中にはあったんだけど。

-糸原の3番

去年5番とか後半なんか打ってたイメージもあるし、勝負強いバッターで、3番っていうのはタイプがね、チームによっていろいろあるけど、健斗はどこでも打てる打順の能力あるバッティングしてると思うんでね。そんなに3番っていうところに違和感を持って使ってるわけではないんやけど。

-梅野に関しては

まあまあ総合的に考えてなんだけど、やっぱりキャッチャーなんで俺も守りで頑張ってほしいっていうのは、まずはあるから。その中で、リズムがね、7番とか打ってるときに急に2番になると、もうバッターボックス回ってくるなってリズムも変わるし、どっちもってね、なかなか大変な、慣れるまでは大変な部分だと思うので、そういうところでは、自分の中ではあとになって決めた。

-サンズはタイトル争い

それは個人のことやし、タイトル取れるってことはそれだけチームに貢献してくれてるんでね。中身のしっかりあるバッティングをしてくれてるんで。それは最後の最後に積み重ねでいった結果のタイトルだと思うんで。本人のモチベーションとして持ってくれたらいいし。打点の中身もいいんでね。相手に与えるダメージと、チームにプラスになる打点効果というのはサンズの場合は多いんでね。

-先制の場面も追い込まれてもおっつけて考えている

考えながらというか、打てるポイントがやっぱり、良いバッターというのは幅広いんでね。そういうところは誰でもできることじゃないけどね。相手にとってはすごく嫌なヒットだし。もう1本はしっかり仕留めたホームランということで。中身が本当に素晴らしい。

-明日につながるような勝ち方

だからこそ悠輔とボーアに頑張ってもらいたいという。明日につなぐというところで、あそこでもっと一気に持っていける試合だと思うしね。まあもちろんそんなに簡単に打てるものじゃないかもしれないけど。そこのかえしていくのがあの2人の仕事なんでね。あそこで打って、やっぱり俺らジャイアンツを追いかけていく状況、立場を考えた時に、やっぱりあそこで点取っていけないと。状況的に次に1点入ったら苦しい展開になるし。チームとしては課題かなと思います。