阪神陽川尚将内野手(29)が値千金の勝ち越し本塁打を放った。

8回2死走者なし。塹江の外角球を完璧にさばくと、バックスクリーン横の右中間最深部に運んだ。10日DeNA戦以来の今季3号ソロで流れを引き寄せた。この日は8回表2死一塁の場面で、一塁守備から途中出場していた。

お立ち台で「何とか長打でチャンスメークしたいと思っていた。ああいう形でホームランになって良かったです。いままでのホームランで一番、感触が良かった」と話した。ゴリラパフォーマンスで売り出し中。「途中から出る前にバナナを食べた。それが一番の源でした」と笑わせて、発売中のバナナフェイスタオルを掲げてみせた。矢野監督も「2死だったので、陽川に何とか1発を打ってほしいなと」と振り返った。