阪神西勇輝投手(29)が2戦連続の完封勝ちで、今季開幕からのチームの東京ドームでの連敗を8で止めた。西勇は自身初の2戦連続完封勝ちで、阪神投手では14年のメッセンジャー以来、日本人では92年の湯舟以来28年ぶりとなった。

 

 

<阪神の今季の東京ドームでの巨人戦全9試合>

<1>6月19日 ●2-3

開幕投手の西勇が本塁打を含む2打点を挙げ、6回1失点と好投。だが2番手岩崎が吉川尚に逆転2ランを浴び痛恨の黒星発進。

 

<2>6月20日 ●1-11

4番ボーアが2度の満塁機を生かせず4打数無安打。ドラフト6位小川が5失点するなど7回だけで8失点と、リリーフ陣も炎上。

 

<3>6月21日 ●1-7

近本の今季初安打となる先頭打者弾で先制するも「スミ1」。ボーアを6番に下げるも機能せず、阪神史上初の開幕巨人戦3連敗。

 

<4>8月18日 ●0-1

先発高橋が7回2安打1失点と好投するも、打線が援護できず。またも菅野に散発3安打に抑え込まれて完封負けを喫した。

 

<5>8月19日 ●0-8

初回の好機で4番大山が併殺打。直後にガルシアが先制点を献上。巨人メルセデスが2回で緊急降板も、7人の継投を前に無得点。

 

<6>8月20日 ●0-2

青柳が自己最多8三振を奪う好投で6回1失点も、4番にサンズを置いた打線改造が実らず。連続無得点イニングが36となった。

 

<7>9月15日 ●3-6

近本が菅野から2打席連続弾を放つなど3度リードを奪うも、高橋ら投手陣が粘れず。自力V消滅で巨人のマジック点灯を許した。

 

<8>9月16日 ●6-7

左打者9人を並べた打線に青柳と桑原が打ち込まれ前半で7失点。大山の2ランなど終盤1点差まで迫るも、1点届かず。

 

<9>9月17日 ○11-0

西勇が自身初となる2戦連続完封勝ち。近本が先頭打者本塁打を含む2発、ボーアに待望の1発が出るなど打線も大量援護した。