日本ハムは22日、育成の樋口龍之介内野手(26)と支配下選手契約を締結し、背番号93に決まったと発表した。

樋口は横浜高、立正大、BC新潟をへて19年に育成2位で入団した1年目。今季はここまでイースタン・リーグで45試合に出場し、52安打32打点、打率3割4分2厘、12本塁打。本塁打と出塁率ではリーグトップの数字を残している。

7月8日に横浜高の後輩・高浜祐仁内野手(24)が育成から支配下へと復帰。育成として入団した選手が支配下登録選手になるのは球団初となった。

樋口はこの日、イースタン・リーグ西武戦(鎌ケ谷)に3番三塁で先発出場。球団を通じ「支配下選手登録という大きな目標を達成でき、素直にうれしいです。プロを目指して大学、独立リーグと野球を続けてきて、これまで支えてくれた方に感謝したいです。打撃が持ち味ですが、1軍で活躍するためには守備や走塁、全てにおいて成長していかないといけないと思っています。プロ野球選手として、これからが勝負ですし、とにかく一生懸命やるだけです」とコメントした。

西武戦(メットライフドーム)の試合前に栗山監督は「あれだけ勝負してさ、絶対なってやるって結果残していった素晴らしさにアッパレよ。本当によく頑張っていてさ、何とかしてあげたいとずっと思っていたので。本当によく頑張ったよね。ここからなので、頑張るのは」とさらなる飛躍に期待した。