セガサミーは最速152キロ右腕のドラフト候補、森井絃斗投手(21=板野)が先発し、6回5安打無失点に抑えた。

「良くないなりに、0で抑えられました。勝つために投げるのが目標。それはできたかなと思います」と、無失点投球を振り返った。初回、2回は「多少、力みがあった」ため、四死球や安打で得点圏に走者を背負った。だが、いずれもカットを打たせ、併殺で切り抜けた。

3回からはバランスを取り戻した。雨でマウンドの足元がぬかるむため、踏み出す歩幅をいつもの5・5~6足より、1足分、狭めた。その分、スピードは落ちたが、打たせて取った。結局、6回までで4併殺と粘り腰を発揮した。

高卒3年目で、ドラフト解禁となった。「この都市対抗予選が一番のアピールの場だと思います。抑えて、チームが勝てば、スカウトの方の評価も上がる。自分がいい投球をすれば、いい方向に行くのかなと思います」と意気込みを語った。視察した西武渡辺GMは「ボールが重いね。(内野の間を)抜けそうで抜けない」と評価した。

試合は森井が3-0で降板した後の8回、一挙8点を失い、逆転負けした。第1代表は逃し、第2代表をかけたトーナメントに回る。