阪神は29日、チーム内で8人目となる1軍スタッフのコロナウイルス陽性判定に関し、信本秀夫総務本部長(50)が取材に応じた。 感染経路に関しては「保健所に(同スタッフの)行動履歴等をお知らせしまして、そちらで特定していただくことになろうかと思いますが、今のところ我々が分かっているものではございません。保健所には引き続き、協力させていただくというところです」。同スタッフは当日中に入院する予定で、経路は不明だという。

チームは24日に浜地投手の陽性判定が確認され、選手や首脳陣、スタッフを含む計147人へのPCR検査を実施。25日に主将糸原ら5選手、1軍スタッフ2人の計7人が陽性判定を受けた。29日に陽性となったスタッフはPCR検査で1度、陰性判定を受けていたが新たに陽性となった。再度のスクリーニング検査に関しては「今回につきましては濃厚接触者がいませんでしたので、再検査自体は行いませんが念のため、この方に近い方はやっておこうかなと思います」と説明。選手らの再検査は行わないが、スタッフ数名の再検査は行うという。また、球団独自の濃厚接触者に該当する関係者もいない。

チーム活動は継続し、29日中日戦(甲子園)も予定通り実施される。試合前練習では、投手陣らがマスクを着用してキャッチボールやランニングを行った。「グラウンドでは可能な限り、マスクはしてください」と呼びかけも行ったといい、今後については「引き続き、ガイドライン等に沿った対策はもちろん続けていく」と話した。