駒大のキャプテンが覚醒した。

1-6の8回無死一、二塁。若林楽人中堅手(4年=駒大苫小牧)が国学院大・影山から左越えに3ランを放った。今秋早くも3本塁打。3年秋までの通算本塁打数と同じ数を、わずか4試合で重ねた。「相手は攻めてくる気持ち。こっちも攻めの気持ちで立っています。ミート力に課題があるので、タイミングをしっかり。あとは芯に合わせる。飛ばそうとは考えてません」。チームは敗れたため、笑顔はなかった。

昨年は春、秋とも6位に沈み、入れ替え戦を経験した。今春の中止を経て1年ぶりの開催となった今秋も、ここまで開幕から4連敗。「去年は悔しいシーズンでした。やり返す気持ちだけです。まだ結果としては出てないですが、とにかく勝ちたい。優勝したい。それしかありません」と言葉を絞り出した。

プロ志望届を提出済みだが、何よりもチームの勝利を目指している。