今秋のドラフト候補の創価大・萩原哲捕手(4年=日南学園)が、打撃で7回コールド勝ちに貢献した。

3番捕手で先発して4打数1安打2打点。第1打席から第3打席まではタイミングが合わなかったが、きっちり修正した。7回無死二、三塁で迎えた第4打席は真ん中高めに浮いたフォークを振り抜き、右翼へ2点適時三塁打を放った。「自分が打つ打たないどうこうよりも、次につなげるという意識で入った結果打てた。そういう気持ちが大事なのかな」と振り返った。

鋭い打球を放つ左のスラッガー。守備面では、遠投120メートルで二塁への送球タイムは1秒8台。強肩強打の捕手だ。

チームでは主将としても引っ張る。リーグ優勝を達成して、プロの世界に向かう。次戦はリーグ最終週。勝ち点で並ぶ共栄大と首位決戦となり、勝ち点を取った方が優勝となる。「自分の気持ちの持ち方で打てるか打てないか決まってくるレベルにはあると思う。思い込みすぎず気楽に打席に入る意識を持ちたい」と力強く意気込んだ。

▽巨人高田誠スカウト部参与(創価大萩原について)「コンタクト能力もあって長打もある。スイングと体の強さはある」