プロ野球阪神の藤原崇起球団オーナー(68)が9日、揚塩健治球団社長が今季限りで辞任することを発表したことについて、代表取材に応じた。

「(揚塩社長から)コロナというよりも、(多くの選手が)戦列を離脱すると。こういう中で今までのことも含めて、いろいろ考えたけれど辞任したいという話を受けました」とし、続けて「彼はかなり一途で。その中で辞任したいということでございましたから、いろいろ話はいたしましたけれど、これはもう止むないと思い、承認いたしました」と語った。

後任のメドについては「12月1日までには決めます。今から考えます。しっかりとこのチームのいろんな状況、阪神球団としての状況もございますので、それも含めてしっかりと考えたいと、そのように思っております」と話した。

3月から9月までのコロナを巡る一連の騒動については「3月にああいうことになって、開幕していこうというところで申し訳ないと思いました。そして保健所の皆さん、それからNPBでの対策、地方自治体のみなさん。本当にいろんな方にお世話になりながら、球団も最新の情報に合わせていろんな対策を練ってまいりました。ただ、最近でいうと、PCR検査も順番にクリアしながらやってきた中で、気の緩みというのですかね、そういうのもあったのかなと。そういうふうには思います」。そして「我々プロ野球チームは、チームワークをもってプロフェッショナルの力を発揮すると。こういうことだと私は思っていますので。その中で1人1人がチームの中でどういう役割をするか。こういう自覚をもう1度持ち直す、しっかりと持ち直す必要がある。そのように要請したいと思います」としていた。