阪神藤浪晋太郎投手も剛球を投げ込み、今季4ホールド目を挙げた。

8回に登板。先頭大和への2球目に自己最速タイの球速160キロを計測。直後の3球目153キロは大和の頭上を大きく越えるすっぽ抜けだったが、4球目はしっかり制球して外角157キロで右飛に打ち取った。続く代打神里も直球中心で遊ゴロに。さらに代打楠本への初球、外角高めの直球が再び160キロを計測。最後は159キロで左飛に抑え込んだ。

「少し投球のタイミングが合わなかったり、コントロールがつかないところもありましたが、なんとか粘ることができました。3人で抑えることができてよかったですし、チームも勝てたのでうれしいです」

1イニングを完璧に封じ、スアレスにバトンを渡した。球場も藤浪の登場時にはひときわ盛り上がりをみせる。矢野監督も「晋太郎もファンの人にも乗せてもらいながら、腕を振って勢いが出てきた」。藤浪-スアレスの剛腕締めが虎の大きな武器だ。