プロ志望届を提出している関西国際大の深尾哲平捕手(4年=福知山成美)が、リーグ戦の最後に本塁打を放って26日のドラフト会議に向けアピールした。

「4番捕手」で出場し2回の第1打席。先頭で打席に立ち、4球目の内角低めスライダーを右翼へ引っ張った。「入ると思わなかった。ラッキーでした」という当たりは両翼98メートルある南港中央のポール際の芝生席へ飛び込んだ。

この秋は不戦勝が2試合あるため8試合で3本塁打。「自分の実力をこのリーグで出せたと思う」とあとはドラフトを待つだけだ。巨人がこれまでも熱心に調査。「育成でもいい。元巨人の阿部(慎之助)さんみたいに打って守れてチームの要となる選手になりたい」とプロへの思いを口にした。