東京6大学野球は24日から第6週を迎える。ともに負けなしの慶大、早大は、それぞれ法大、立大と対戦。優勝争いの行方を占う週となりそうだ。また、26日にはプロ野球ドラフト会議が行われる。プロ志望届を出した選手には、最後のアピール機会となる。第1試合は午前10時開始。

【第1試合 慶大-法大】

慶大は、5勝1分けのポイント5・5点で首位に立つ。投打ともスキのない試合運びを続けているが、先週の明大2回戦ではニューヒーローが誕生した。長谷川聡太投手(3年=慶応)がリーグ史上初となる初打席満塁本塁打を記録。投げても、2回2安打無失点で初登板初勝利。投打に活躍した。右横手のリリーバーとして、貴重な戦力となった。先発は、エース木沢尚文投手(4年=慶応)が予想される。ドラフト1位候補として、万全の投球を見せたい。

法大は、2勝3敗1分けのポイント2・5点で4位。逆転優勝は厳しい状況だが、可能性がある限り、負けるわけにはいかない。ドラフト候補の鈴木昭汰投手(4年=常総学院)高田孝一投手(4年=平塚学園)2人のゲームメークに期待だが、前回第4週の明大戦は2試合連続0封負け。打線の奮起が欠かせない。

【第2試合 立大-早大】

立大は、先週の東大2回戦で、ようやく今季初勝利。残り4試合で意地を見せたい。エース中川颯投手(4年=桐光学園)が東大1回戦で9安打1失点完投。完封目前の9回に点を失い、同点に持ち込まれたが、開幕当初の不振から復調を見せたのは朗報だ。

早大は、4勝2分けのポイント5点で、明大と並ぶ2位タイにつける。1回戦の見どころは、やはり、先発が予想されるエース早川隆久投手(4年=木更津総合)だ。ここまで、3勝0敗、防御率0・34。既にロッテが1位指名を公表しており、競合確実なリーグトップの左腕となった。立大戦でも勝って、最終週の早慶戦へはずみをつけたい。

【第5週終了時点の順位】

1位 慶大 ポイント5・5点(5勝0敗1分け)

2位 早大 ポイント5点(4勝0敗2分け)

2位 明大 ポイント5点(4勝2敗2分け)

4位 法大 ポイント2・5点(2勝3敗1分け)

5位 立大 ポイント1・5点(1勝4敗1分け)

6位 東大 ポイント0・5点(0勝7敗1分け)

※2回戦総当たりで10試合ずつ戦い、勝ち1点、引き分け0・5点、負け0点の合計ポイントで順位を争う。