ソフトバンク周東がリーグVの記念すべき試合で、ダブル球団記録更新の「勲章」を手にした。

3回1死走者なしから四球を選んだ。次打者の中村晃の初球、迷うことなく二盗を決めた。リーグトップの46盗塁とともに、10試合連続盗塁&月間20盗塁の球団新記録を達成。「勝つために役割はそこしかない。その結果が記録につながったと思います。残り試合は走れるだけ走ろうと思う。自分の中でもどれだけ走れるか楽しみ」。正念場の10月に入って打撃とともに快足を飛ばした。周東が1番打者に定着してからはチームも快進撃。工藤政権初となる12連勝をけん引した。

5点リードの9回、守護神森が1点を失ってなおも2死満塁のピンチを迎えたが、最後の打者・福田秀の二塁ベース上に飛んだ打球を快足を飛ばして好捕。二塁ベースに走り込み最後のアウトを取った。急成長のリードオフマンが「走攻守」に輝きを見せた。