意地のV阻止! DeNAが今季初の巨人3連戦3連勝を飾った。2位だった昨季、本拠地横浜スタジアムで巨人の優勝を見せつけられた。この日は攻守ともに勝負どころで粘り強さを発揮。4連勝で貯金を1カ月ぶりの1とした。

まずは中継ぎ陣が踏ん張った。1点リードの6回、平良が1死満塁のピンチを招いて降板。ここで2番手砂田が好調の丸を空売り三振。なお2死満塁で中島に対し、迷わず平田にスイッチ。見逃し三振で絶体絶命のピンチを切り抜け、流れを引き戻した。

打ってはドラフト1位ルーキー森が火付け役となった。1点リードの7回先頭で代打へ。「僅差だったので絶対に出塁してやろうという気持ちでした」と意気込んだ通り、田口の2球目を中前にはじき返した。続く戸柱の犠飛で二進すると、梶谷の適時打で快足を飛ばし3点目を奪った。

ラミレス監督も「(6回の継投)あそこが今日のターニングポイント。リリーフ陣がカバーしてくれた」と評価し「森は本当にスペシャルな選手」と絶賛。投打のかみ合ったDeNAが、シーズン最終盤で底力を見せつけた。【鈴木正章】

▽DeNA砂田(6回1死満塁で丸を空振り三振)「うれしいというよりホッとしました」

▽DeNA平田(6回2死満塁で中島を見逃し三振)「四球を出さないように、祈りながら投げました」