日本ハム野村佑希内野手(20)が本拠地最終戦で大暴れした。

8番三塁で3試合連続の先発出場。1点リードの2回に中前へ2点適時打、3回には右越えの2点適時三塁打を放ち、プロ初の4打点をマークした。今季本拠地最多1万9109人のファンを沸かせ「勝ちに貢献したいと思っていたし、お客さんの前で勝利につながるヒットというのが出たのでよかった」とうなずいた。

今季高卒2年目で開幕スタメンを勝ち取った。プロ初本塁打も放つなど、三塁のレギュラー候補として頭角を現していたが、7月に右手小指関節内骨折で手術を経験。苦労はあったが、シーズン終了間際にしっかりと結果を残してみせた。この日は両親がスタンドで観戦。「見ている前でしっかりヒットも打てたのですごいよかった」と、ほっとした表情をみせた。

栗山監督は試合前に「かっこいいね。立ち姿とか、打席に向かう感じとか」と話すなど、大きな期待を寄せている。若武者は「一回りも二回りも大きくなって、チームの主軸じゃないですけど、信頼されるバッターになって(来年本拠地に)戻って来たい」と気を引き締めた。【山崎純一】

▽日本ハム宇佐見(3回の中前適時打に) 三塁にランナーがいるチャンスだったので、なんとかもう1点を取りたいと思っていた。いい形ではじき返せて良かった。