巨人坂本勇人内野手(31)が、史上53人目の通算2000安打を達成した。

▼坂本が8日のヤクルト24回戦(東京ドーム)の1回、スアレスから左二塁打を放ってプロ野球53人目の通算2000安打を達成した。初安打は07年9月6日の中日21回戦(ナゴヤドーム)で高橋から。巨人生え抜きでは川上、長嶋、王、柴田、阿部に次いで6人目。31歳10カ月での達成は68年榎本の31歳7カ月に次ぐ年少記録となり、1783試合はスピード8位。右打者では77年土井の33歳6カ月を抜く最年少達成で、13年ラミレス1695試合、71年長嶋1708試合に次いで3位のスピード。年少記録とスピード記録の両方で10傑入りは長嶋、張本、坂本の3人しかいない。また、実動14年で達成はラミレスの13年に次ぎ、榎本、長嶋ら5人並び2位タイ。

▼坂本は遊撃で1758試合に出場。遊撃で1000試合以上出場して達成は藤田、野村謙、石井、田中、宮本、松井、鳥谷に次いで8人目。6人は達成前に他の守備位置にコンバートされており、達成試合で遊撃を守ったのは06年5月11日石井(1番遊撃)以来2人目だ。坂本が遊撃以外で打った安打は、プロ初安打を含め代打で6本、DHで1本、一塁で2本の合計9本だけ。遊撃を守っている時に打った安打は石井の1954本を上回り、坂本の1993本が最も多い。

▼達成試合で猛打賞は15年6月11日和田以来8人目で、巨人では56年5月31日川上以来2人目。巨人生え抜きの選手が本拠地で達成したのは初めて。