今季限りで現役引退する阪神藤川球児投手に、チーム一丸で最高の花道を用意する。

10日巨人戦(甲子園)は、藤川の引退試合として開催予定。8日投手練習に参加した金村投手コーチは、当日の起用法について「球児が常に守ってきたポジションで、球児に一番似合う場所で投げてもらおうと思っています」と言及。9回を守ってきたリリーバーとして、最後まで抑えを任されることになりそうだ。

8月31日に引退が発表されてからは、10月15日に1軍に合流。4試合に登板し、2回1/3を3安打1失点。遠征を続けながら各地のファンに最後のあいさつを続けてきた。藤川は現在日米通算245セーブ。250セーブの偉業を目前にして現役引退を決めたが、最後に246セーブ目を手にする可能性が残る。投手がつないで野手が援護し、希代の守護神にふさわしい勝利で送り出す。