ソフトバンクはレギュラーシーズン最終戦から一夜明けた10日、チーム練習を行わずに全休とした。11日と12日は2軍からも選手を呼んで紅白戦を開催。実戦感覚をキープしながら戦力を見極め、14日からペイペイドームで戦うクライマックスシリーズ(CS)で2位ロッテを迎え撃つ。

再び「宿敵」との戦いだ。ロッテには昨季は8勝17敗と大きく負け越し。今季も11勝12敗1分けで負け越した。だが、むしろ終盤は圧倒した。10月10日から対戦7連勝。同27日には優勝マジック2で直接対決を制し、目の前で3年ぶりV奪回を決めた。工藤監督も「悪いときの負け方と、7連勝したときの勝ち方は同じではないと思う」と分析。苦手意識を払拭(ふっしょく)してCSに臨む。

1つ、明らかなことがある。今季はロッテに対し、対5球団ワーストの126与四死球で、1試合当たり5・25個も与えた。苦戦した大きな要因だったが、10月の7連勝中は1試合平均3個以下。指揮官は「ロッテは四球も含めて、つながって点を取っていくチーム。勇気を出して勝負していくことが大事」と攻めの投球をポイントに挙げた。

昨年はCSファーストステージ初戦で負けてから、破竹の10連勝で日本一まで駆け上がった。工藤監督は「失点が多くなるほど勝てる可能性は低くなる。負けているゲームをどうひっくり返すかが大事」と引き締めた。第2先発や小刻みな継投など、得意のポストシーズン采配も準備。万全を期して宿敵を倒す。【山本大地】