広島菊池涼介内野手が二塁手としてはプロ野球史上初となるシーズン無失策、守備率10割を達成した。

最終戦は出場機会がなかったが、今季も異次元のファインプレーを連発。自ら「究極の目標」と語っていた偉業を成し遂げ、「少しホッとしています。自分のできる範囲の仕事をして、できたことはよかった。際どい球にはいかずに達成した記録ではなく、攻めた結果できたのはうれしい」と喜んだ。

菊池涼は10月15日巨人戦で93年和田豊(阪神)がマークした二塁手のシーズン連続守備機会無失策のリーグ記録432を27年ぶりに更新し、その後も記録を伸ばし続けた。今季は106試合に出場して193刺殺、310捕殺で、10日のヤクルト戦で「503」としていた。来季については「来年継続してできてこそ、大記録。更新できればいいですけど、一番はチームのために何ができるか」。鉄壁を誇る守備職人が、チームファーストの精神で記録を積み重ねていく。