広島の育成選手、コルニエル投手が7回1失点と好投でアピールした。

みやざきフェニックス・リーグのヤクルト戦(天福)で、入団後初の先発マウンド。9安打を浴び、毎回走者を背負いながらも、最速153キロの力強い直球を軸に、凡打の山を築いた。右腕は「特にストレートがよかった。走者を出すことが多かったけど、クイックとかで走者とのタイミングをずらすことができた」と胸を張った。

ベンチで見守った東出2軍監督代行は「クイックもできるし、ストライク先行で真っすぐでも押せていた。変化球でもカウントを取れるし、投手ゴロも全部さばいていた。体力もある。非常によかった」と絶賛。来日2年目となる来季について右腕は「1軍で投げたい。特に大瀬良大地のような、コントロールも良くて、スピード、パワーのある投手になっていきたいです」と大志を抱いた。

◆ロベルト・コルニエル 1995年6月23日生まれ、ドミニカ共和国出身。カープアカデミーから練習生として昨年の秋季練習に参加。今年の9月29日に育成選手契約を結んだ。背番号は147。メジャー経験はなく、マイナー通算69試合に登板し、2勝5敗、2セーブ、防御率4・28。今季ウエスタン・リーグでは中継ぎで10試合に登板し、1勝1敗、1セーブ、防御率3・00。193センチ、99キロ。右投げ右打ち。