楽天は12日、石井一久ゼネラルマネジャー(GM、47)が来季から監督を兼任することを発表した。今季監督を務めた三木肇監督(43)は2軍監督へと配置転換される。
同GMが立花球団社長とともにオンライン会見に臨み、明らかにした。
一問一答は以下の通り。
-石井GMが監督を兼任する
立花社長 (石井新監督が)GM職をやってきて、2年2カ月の成果、中・長期的に見ても、短期的に見ても、イーグルスにとって非常に大きなものだと思います。それをサポートする体制を、しっかり内部で作ることが最初かなと思っています。初めて監督となると思いますので、時間の9割、99%、ほぼ100%を監督の方の仕事に費やしてもらえればと思います。
-どれくらいのスパンで監督?
立花社長 契約の内容なので、全ては。複数年の契約を改めて結ばさせていただいたと発表します。
-石井監督へ。GM兼任監督だからこその特色は
石井監督 こういうところが足りない、こういうところが強いということを、現場の中に入って把握することも多くあると思いますし、それが編成にも生きてきたりする。外から見ている部分より、中から見える部分もあると思う。それと同時に、外から見ることもチームの中では大事になる。いろんなものを組み合わせてしっかりチーム作りをしたい。
-打診されて悩みは
石井監督 いろんなことを考えました。僕が東北楽天ゴールデンイーグルスに来た理由というのも、東北に住んでいたわけでもないですし、ここに縁もゆかりもない中で、とにかくこのチームを強くしたい。このチームが、楽天生命パークで2013年に日本一になったシーンを僕自身見ていたので。僕の野球人生で、忘れられないひとコマだった。それをもう1度実現したいという気持ちでこの職に就かせていただいている。やっぱりやるからには、そこを目指したいというのもあった。最終的に、その部分が背中を押してくれたのかなと思います。
-何を言われてもぶれずにやり通すという決意を示したことに、何かひっかか
りがあるのか
石井監督 この仕事は非難いっぱい、称賛少しという仕事だと思う。しっかりと、そこは何を言われても自分の信念を貫いていこうと思っています。また監督をやるメリットとしては、自分の考えを記者の方と話すことができる。監督になれば皆さんとコミュニケーションがとれますし。誤解のない自分の言葉をしっかりとしゃべられるので、チーム作りのメリットとして監督にあると思います。本当にぶれずにやっていくということは、覚悟を持ってやっていかないとできない。非難というのはしょうがないと思います。称賛も、僕はほめてほしいとも思っていないので。僕はこのチームを強くしたい。魅力あるチームにしたい。最終的な目標に向かって頑張っているだけ。そこはぶれずにやっていきたい。