広島2年目林晃汰内野手(19)が、豪快な1号ソロを放った。「4番DH」でスタメン出場。1点を追う4回先頭で、浜屋の直球を強振。打球は左中間スタンド最深部へと飛び込んだ。林は「1球で仕留められたのでよかった」と喜んだ。

今季は10月2日に1軍に初昇格し、4試合に出場して1安打を記録した。しかし8打席で5三振を喫するなど、実力を発揮することができなかった。この日は1軍の試合を想定して試合に臨んだ。「全部代打の気持ちでいこうと思った。1軍に上がった時にはいろんな形で試合に出ると思う。(今は)初対戦の投手が多いので、途中出場、代打だったり、その気持ちでいったら自分のためになるのかなと思ってやっています」と説明した。

ウエスタン・リーグでは2位の9本塁打を記録するなど、着実に力をつけてきた。東出2軍監督代行はこの日の1発について「いいスイングだった。去年よりは明らかに飛距離が伸びている」と絶賛し、「あとは練習で本塁打を狙ってボコボコ打ってもらわないと。まずは練習は言うことないなというレベルになっていかないと」とさらなるレベルアップを期待した。【古財稜明】