巨人ドラフト1位の亜大・平内龍太投手(4年=神戸国際大付)が引退試合に登板し、下級生相手に3者凡退で打ち取り、大学野球生活を終えた。

2点リードの9回、6番手で満を持して登板した。打者3人を空振り三振、中飛、左邪飛に抑え、8季ぶりの優勝を果たした学年の最後を締めくくった。この日は最速154キロをマークするなど、10球中9球が直球。全て150キロ超えとドラ1の実力を後輩に見せつけ、「そんなに力を入れるつもりはなかったけど、4年生が守ってて、ベンチからも4年生の声が聞こえたので自然に力が入っちゃいました」と笑顔だった。

この日のナイターで行われる日本シリーズ第1戦は、寮の部屋で観戦する予定だという。「菅野さんはボールの1球1球の質、コントロール、ピンチでのピッチングなど学ぶことがたくさんある」と、偉大な先輩の投球を楽しみにする。

試合終了後にはともに汗を流したたくさんのチームメートと記念撮影をして、ねぎらいあった。学生野球を終え、いざプロの世界に乗り込む。