昨年準Vのトヨタ自動車(豊田市)は初戦敗退した。広島ドラフト1位の栗林良吏投手(24=名城大)が7回5安打2失点で毎回の13奪三振も、2ラン1発に泣いた。セガサミー(東京都)は元広島の西田真二監督(60)が初出場初勝利を挙げた。

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栗林は「悔いしかない。立ち上がりで逆球にいってしまった。力不足」と悔やんだ。2回1死一塁、北阪への外を狙った直球が内角高めに入り、右翼席中段まで運ばれた。13三振を奪っても、結果は負け。「三振は0でもいいので、失点0の方がうれしい。コントロールは野球をやめるまで磨いていかないといけない」と、プロでのさらなる成長を誓った。