阪神糸原健斗内野手が「キャプテン後見人」を買って出た。19年から2シーズン、主将としてけん引。来季は大山、投手キャプテンの岩貞にバトンタッチしたが、矢野監督に「名誉キャプテン」に指名され「来年もキャプテンだったつもりで、いままで通りやってくれ。ありがたかった」とねぎらわれた。

来季で5年目。チームの主力としての自覚もにじむ。「(大山は)今年4番で同期入団なので、しっかりサポートやカバーできたらいい。アイツも性格上、ちょっとおとなしいキャラ。僕が率先して、明るく悠輔の力に少しでもなれれば、悠輔も楽になると思う」と言い、主砲を支える。

今季は右手骨折など故障が相次ぎ、自己最少の63試合出場にとどまった。この日は胸に「C」マークをつけてファン感謝デーに参加した。「苦しい時、声を出すのはみんなつらい。来年もチームが苦しい時こそ率先して、変わらず引っ張っていけたら」と言い聞かせた。