西武の160キロ右腕・平良海馬投手(21)が、3・5倍の大幅アップを勝ち取った。

12日、埼玉・所沢の球団事務所で契約交渉を行い、年俸1200万円から3000万円アップの4200万円でサインした。「かなりいい評価をしてもらったので、1発でサインしました。救援として申し分ない成績と言ってもらえてうれしかったです。僕自身もこんなに活躍できると思っていなかったので、濃い1年になりました。これだけ投げられて自信になりました」と喜んだ。

プロ3年目の今季はセットアッパーを託され、54試合に登板し1勝1セーブ33ホールド。防御率1・87と抜群の安定感で無敗で終えた。自身の最速を更新する160キロもマーク。要因にはウエートトレーニングを挙げ「やっていくにつれて、力の発揮の仕方とか、強い球も投げられましたし、体のバランスもよくなったと思います」と手応えを口にした。

来季もセットアッパーを任される見込み。最多セーブを獲得した守護神・増田との継投はリーグ屈指となる。「(自分の)イメージを超えてきました。もっと低かったので、もっとイメージを広げて、防御率0点台で、最優秀中継ぎをとりたいですね」と宣言した。(金額は推定)