内野の活性化ヨロシク! DeNAは18日、国内フリーエージェント(FA)権を行使して巨人に移籍した梶谷の人的補償として、田中俊太内野手(27)を獲得したことを発表した。背番号は未定。

補強ポイントとなる二遊間に、走攻守そろった働き盛りのユーティリティーがハマった。今季、主に二塁を務めたソトは、ロペスの退団により来季は一塁起用が有力。柴田、中井、伊藤裕、今年ドラフト2位の中大・牧秀悟内野手(22=松本第一)らで二塁を争う。正三塁手の宮崎は32歳、遊撃の大和も33歳のベテラン。バックアップや後任として考えても、内野の全ポジションに加えて外野まで守れる存在は貴重。チーム力の底上げが期待できる。

田中俊は、三浦新監督の現役時代の自主トレ地だった神奈川・厚木市出身。指揮官は「走攻守バランスが取れた選手だと思います。地元神奈川出身ということもあり、横浜DeNAベイスターズの力になってくれることを期待しています。共に優勝を目指して戦おう!」と期待を寄せる。新生DeNAにさらなる活気をもたらす。【鈴木正章】

▽巨人田中俊(DeNAへの移籍が決まり)「東京ドームの大歓声の中でプレーをし、優勝できたことを誇りに思っています。ジャイアンツで学んだことを生かして、新天地でも勝利に貢献できるよう、精いっぱい頑張ります」