日本ハム初の道産子1位ルーキー伊藤大海投手(23=苫小牧駒大)が、新春インタビューでプロ1年目の決意を語った。大学再入学があったことで、丑(うし)年の今年は「年男」になる。自身の「新人王」、チームの「日本一」を掲げ、1シーズン攻め続けることを誓った。【取材・構成=山崎純一】

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伊藤の父はタコつぼ漁師で、好物はタコ刺し。「タコがなかったら今の生活は絶対にない」という伊藤の野球人生を占うには、あの方法しかない。みなさんは覚えているだろうか。過去にサッカーW杯で勝利国を的中させた「タコ占い」のパウル君。今回は協力してくれた札幌市内の居酒屋「焼き鳥きたな」の店名にちなみ「きたな君」に占ってもらった。

野球はもちろん、プライベートにも踏み込んでみたい…。「占ってもらいたいこと」を熟考する伊藤に、こちらから恐る恐る聞いてみた。「結婚なんてどうですか?」。伊藤の反応は、優しかった。「結婚、占ってほしいです(笑い)。30(歳)までにできたらいいな」。こうして、設問は決まった。

「1年目の活躍は?」は「先発で2桁勝利」。気になる結婚は「29歳以降」と出た(大海君ごめんなさい)。順調に占いを続けた「きたな君」だが、「道民の夢!? 今季実現するのはどっち?」だけは決められない様子で、「大海&玉井 同日勝利&セーブ」と「大海&今川 同日勝利&アーチ」の真ん中に頭を置いたまま動かなくなった。

さて、結果はいかに…。【山崎純一】