中日ドラフト3位の土田龍空(りゅうく)内野手(18=近江)が新年の誓いに「体作り」を挙げた。「まだ、体が細くて仕上がっていない。1年目はしっかり体作りをしたい。焦らずにやっていきたいです」。179センチ、77キロ。大型化が進む球界で勝負するには、パワーアップが必要と感じている。球団は京田、根尾らを脅かす遊撃候補と期待。土田もしっかり計画を立てて土台作りに励み、近い将来、ライバルに成長する意気込みだ。

遊撃守備に自信を持つ土田は、将来の夢にゴールデングラブ賞を掲げる。高卒1年目の春季キャンプは2軍スタートが濃厚だが、最高の先生がやってくる。OB立浪和義氏(51=野球評論家)が引退後初めて、臨時コーチを務める。「エラーをしない守備に感動しました」。88年の高卒入団1年目に遊撃でゴールデングラブ賞を受賞したレジェンドの動画に感動。絶好のチャンスを生かすべく、同じ右投げ左打ちの大先輩を質問攻めにするつもりだ。

昨年12月の入団会見では守備力をアピールした。「みんなが驚くような、持ち味の守備を見てもらいたい。1年間、ノーエラーでやり切る魅力のあるプレーができたら」。7日にナゴヤ球場に隣接する独身寮「昇竜館」に入寮。プロへの第1歩を記す。【伊東大介】