オリックスのドラフト2位元謙太外野手(げん・けんだい、18=中京)が「取捨選択トレ」でプロの世界に飛び込む。10日、大阪・舞洲で行われた新人合同自主トレで4種類のティー打撃を披露。「体が開きやすいタイプなので、4種類のティーで修正しています。基本は吉田正尚選手。いろんな選手の動画を見て、いいなと思ったものを取り入れさせてもらってます」と個性的なメニューを解説した。

ティー打撃の種類は、広島鈴木誠を手本にした逆手打ちの他、吉田正のクローズドスタンスとオープンスタンス、さらに「(巨人)丸選手を参考にさせていただいてます」と、トップの位置を固定させるため、あえて打つ前に1度グリップを腰付近に下げる打ち方も見せた。

高校は寮生活で携帯電話の持ち込みが禁止だったが、コロナ禍による昨年3月から5月の自粛期間に帰省したのがきっかけ。「動画で確認しました。まねを始めたのは寮に戻ってからです」。名選手の動画を見まくった“オンライン学習”をうまく練習に生かした。

バットは長さ85インチの2本を使い分ける。白木は日本ハム西川モデルで重さ900グラム、もう1本は黒の楽天浅村モデルで890グラム。「プラスになる引き出しを増やしていきたい」とスターから多くを学び、自らの形を作る。【真柴健】

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