チームの再編・統合により新たに発足した「三菱重工West」が12日、兵庫・明石市内のグラウンドで始動した。

チームの強化と効率化を図るための改革として、横浜、名古屋、神戸・高砂、広島の4チームを2チームに再編。Westは名古屋から8選手、広島から6選手を迎えた。神戸・高砂のOBで巨人や中日でプレーした小田幸平氏(43)がヘッドコーチに就任。23年ぶりの古巣復帰に「恩返しの気持ち。強い三菱でありたい」と強豪復活を誓った。

新体制発足で、戦力アップは確かなものとなった。今秋ドラフト候補で最速149キロ左腕の森翔平投手(23=関大)に加え、名古屋から同候補で最速151キロ右腕の八木彬投手(23=東北福祉大)が加入。森は「直球の質を高めたい。今のままではプロにいけない」、八木は「プロにいけるよう、エースとして試合で投げられるようにやっていきたい」と意気込む。