チーム原口でレギュラー奪取や! 阪神原口文仁捕手(28)が18日、大阪府内のグラウンドで自主トレを公開した。同僚で年下の熊谷と望月を誘い、みっちりトレーニング。オンライン取材に対応した原口は「今年はピッチャーも実戦が早いので、大変なのは今までの経験から分かっている。僕にとっても、モッチー(望月)にとっても、クマ(熊谷)にとっても、いい練習ができるんじゃないかと考えて誘いました」と、チーム結成の経緯を説明した。

3人の間には忖度(そんたく)がない。原口がダッシュを行う前、6学年下の望月が「自分に厳しく!」と声をかけると原口は「オッケイ!」と呼応する。原口の4学年下の熊谷は「甘えず!」と声を飛ばした。上下関係を取り除き、鍛錬を積んだ。原口は言う。

「ひとりでやるより他人の目があった方がしっかり頑張れるし、お互いに甘えをなくし、厳しい目を持ってやろうと話している。先輩と後輩関係なく注意、アドバイスしあえるので、すごく身になっていると感じています」

昨年は単独自主トレだったが、今年は「グラウンドに立てる時間を長くしたい」と、違った環境に身を置いた。練習メニューは原口が中心となり、望月と熊谷の意見も取り入れて組んでいる。原口はすでにブルペンで捕手役を務めており「あとはしっかり強度を高めて、実戦感覚を詰めていけば」と、春季キャンプへの準備はバッチリだ。

午前中はランニングや体幹トレーニングなど、体作りを中心に約2時間行い、午後からはロングティーなどで汗を流した。「自分のなかで最高の成績を出して、チームが優勝するということを思ってます」。チーム原口のリーダーが、正捕手の座を奪いにいく。【只松憲】

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