DeNAドラフト1位の入江大生投手(22=明大)が20日、南場智子オーナー(58)に春季キャンプで「一発ギャグ」の注文を受けた。新人8選手が東京・渋谷のDeNA本社を訪問。名刺交換やグループ企業、プロの心構えなどを聞いた。南場オーナーは「今日お願いするのを忘れた。そういうことができる人はチームの盛り上げ役としてありがたい。ぜひ生で見たい」と入江に要望した。

入江は一発ギャグが「2000個ある」と豪語しており、SNSなどでもファンにも浸透している。この日は「行事だったり毎試合やるとすぐネタがなくなるので、忘れてもらってありがたかった」としたが、キャンプでの御前披露には「その時は全力でやらせていただきます」とネタを吟味する構えを示した。

南場氏と元横浜市議の菅義偉首相との対談番組も流れた。菅氏が「スポーツの力でこんなにも世の中が変わってしまうのか」と球場のある関内地区の復興に感謝すると、南場氏は「プロ野球は住民、地域、ひいては日本に元気を届けるポジション」と新人に説明した。これを踏まえた記者の質問に入江は「自分の一発ギャグで国が明るくなるならやりたいなと思います」。誘導尋問じみた流れと壮大なスケールに苦笑いが止まらなかった。【斎藤直樹】