リモートで12球団監督会議に出席した広島佐々岡真司監督が、2軍春季キャンプスタートとした小園にハッパをかけた。昨季は1軍出場が3試合出場にとどまったが、2軍ではウエスタン・リーグ2位の打率3割5厘を残した。

それでもプロ入り初のキャンプ2軍スタートを命じた。「ここからはい上がって来れるかどうか。(11月宮崎での)フェニックス(リーグ)で見たときの姿勢とか、いろんなことを考えて、まだまだ足りない部分があるということを2軍のコーチと話し合いをした。ここで腐らず、やはり意地を見せて、どんどんアピールをしてほしい」。厳しさは期待の裏返し。指揮官は奮起に期待する。

ほかの選手たちにも競争を求める。「ある程度(1、2軍を)入れ替えると決めている。1軍にいて調子が悪かったら遠慮なく落とす」。チームの力底上げのため、ハイレベルな内なる争いを求めていく。